働き方

夏にスーツを着たくないと思っていたから人生が切り開いた

霧島ユウタのメルマガ

一昔前の日本は、真夏の容赦ない日差しが照りつける中でも気持ちよく汗をかける環境でしたが、今では外に出るのも億劫なぐらい蒸し暑い日常に様変わりしました。

いくら軽装な格好をしても状況は変わらないので、冷たいプールや海にダイブでもしないと心地よい体温は維持できないぐらいです。

ところで、この真夏の蒸し暑い中、汗だくのスーツで走り回っている人をいまだに見かけます。特に黒スーツは、見ているだけでエネルギーを奪われます。

あの異様な光景を目にすると…かつては自分自身も同じ環境に属していたことをふと思い出します。

夏にスーツを着るのが大嫌いだった

会社員といえば「スーツをパリッと着こなす人たち」と頭で勝手に想像してしまうぐらい、会社員とスーツは僕たちの脳内でセットになっています。

スーツの着こなしでその人の仕事っぷりがわかると言われるように、スーツをビシッと着こなしている人は例外なくビジネスマンとして優秀だと思います。

僕も見よう見まねで紳士服売り場に足を運び、身の丈に合わないスーツを購入したこともあります。スーツを羽織ると身も心も引き締まるので、朝寝ぼけていた僕を仕事人間に変えてくれていたのはスーツのおかげだったのかもしれません。

ところが、蒸し暑い夏だけはスーツを着たくなかった。当たり前ですけど、蒸し暑いからです。ただ、出来るだけ軽装スタイルで臨みたいという僕の意向とは反して、現実は鉄の鎧を着させられているようなものでした。

社会あるいは会社が「夏でもスーツは当たり前」というポリシーでしたので、たとえ真夏でも商談の際は律儀にスーツを身にまとっていました。

いつも心の中では「真夏にスーツを着ることに何の意味があるのか?」と考えていましたが、社会全体がスーツ以外を許さない風土だったり、身近な会社の人間がスーツを着ていればそれらを受容せざるを得ない状況でした。

ところで、この真夏にスーツって本当に正しいのでしょうか?

真夏にスーツは世界の非常識

世界のスーツ事情を調べているうちに、ある面白い記事を発見しましたので抜粋します。

私は日系アメリカ人で、アメリカ、カナダ、フランスで仕事をしましたが、この時代まだスーツを着て仕事をしているのは日本人だけです。スーツは時代遅れです。スーツは1950年代のファッションで効率が悪く(冬は寒く、夏は暑い)ので電気代もかかります。本当に節電をしたければ、スーツやビジネスカジュアルをやめて完全なカジュアル(ジーンズOK、TシャツOK)にするべきです。これは私の意見ではなく、世界の常識です。

つまり、

この記事によればいまだにスーツを着て仕事をするのは日本人だけで、海外ではとっくに脱スーツを実現している、ということです。世界に比べて日本は圧倒的に遅れているということです。

スーツの機能的な部分(冬は寒く、夏は暑い)をよく考えると、蒸し暑い真夏に我慢しながらスーツを着るなど意味不明ですよね?ちなみに、日本人サラリーマンが何も考えずにスーツを着ている姿をみて、海外の人たちは苦笑いしているようです。

まだ真夏にスーツとネクタイをして、汗まみれで歩いているのか、と。

僕も汗まみれで歩いた経験があるのでわかりますけど、

炎天下の中を汗だくのスーツで動き回っていたらフラフラして正直仕事どころではありませんし、どう考えても衛生的によろしくない。

外から内に入ればスーツを脱ぐという面倒くさいステップも踏まなければいけません。あのたった1回の脱ぐという行為が苦痛なんです。社用車の中でわざわざスーツを脱いで、ワイシャツの袖をめくって…というあの行為がとにかく苦痛でした。

そんな面倒なことをして何の意味があるのか、と。

では、なぜ日本の会社員は真夏にスーツを着続けるのか?

突き詰めると、

ビジネスマンの服装としてスーツが最も良い印象を与えると思っている、スーツでなければ顧客や取引先にマイナスの印象を与えてしまう、と思っているからでしょう。それ以外に理由などないはずです。

本当は真夏にスーツなど合理的ではないと気づいているものの、とりあえず印象が良くなりそう!という理由で仕方なく受容している、そんな状態でないでしょうか。もしくは、たとえノーだと思っていても会社が許さないといえばそれまでで…自分の意思を貫けない、もどかしい気持ちでいっぱいの方もいらっしゃるでしょう。

スーツを着ていると時代遅れになる

実は先ほど抜粋していた文には続きがあります。

日本人は表面的なこと(スーツやYシャツを着なければダメ、ジーンズはダメなど)にうるさく、物事の本質が見えていません。これでは世界の競争に勝てないでしょう。もっと物事の本質や合理性を考えて見てはいかがでしょうか?

僕はこの意見に賛成で、蒸し暑いにもかかわらずスーツを着なければいけないと思っている会社や、真夏でもスーツでないお客さんを許さないような会社は、世の中のトレンドに一生ついていけないと思います。

物事を狭い空間だけで判断せずに、もっと広い視野で俯瞰するのはどんな商売にも通じることでしょうし、俯瞰できたら実は大して意味のないことなんてゴロゴロと転がっているはずです。

「とりあえず社会がそうだから」「みんなは◯◯している」を否定し、よく考え、自分の内から湧き出てくる思いを自分に従わせることで、僕は真夏にスーツを着ない人間に変わりました。

会社員時代とは一転、蒸し暑い夏にTシャツ一枚で過ごせるのは何とも快適であり、ときにはタンクトップ一枚で過ごすこともあります。
 
 
このページをご覧になっているあなたは、きっと真夏にスーツなど着たくないと思っているのでしょう。その考えは決して間違いではないですし、周りの反対組が物事の本質的な部分をよく理解していない可能性が高いです。

さすがに、真夏にスーツを着てバタバタと人が倒れるぐらい地球温暖化が進めば、「真夏にスーツなどありえない」が世間の常識になりますけど、そんな状況になってから「あの時の思いはやっぱり正しかったんだ!」と過去の情景に浸るのはちょっと寂しすぎやしませんか?

そんな些細なことでも己の意思を貫き通すのが、自分の人生を豊かに生きることにも繋がります。本気で真夏にスーツを着たくなければ、自分の気持ちに嘘をつかずにその心を自分に従わせてみてください。

きっと素敵な未来が待っていますよ。

霧島ユウタのメルマガ