WordPressをカスタマイズしているときに致命的なエラーを犯してしまい画面が真っ白…という経験は、サイト運営者なら一度ぐらいはあるはずです。
しかも、なぜだかWordPressの管理画面(ダッシュボード)にたどり着けない、ログインもできない。
WordPress初心者があの光景を目にすると、「もう人生終わった…」と思うはずです。
でも大丈夫。FTPソフトを使って元の状態に戻すことができます。
画面が真っ白になる原因
WordPressの画面が真っ白になる原因は、いくつかあります。
動作を軽くするためのキャッシュ系プラグインが影響している場合もあれば、プラグイン同士の互換性がない場合にエラーが生じて画面が真っ白になることも。
ただし、
つい先ほどまで正常だったサイトがカスタマイズ後に真っ白になった場合…カスタマイズ中にトラブルが発生したのです。正確には入力したコードに記述ミスがあったのです。
WordPressのカスタマイズにおいて、いじる時に注意しなければならないファイルがいくつかあります。
- header.php
- function.php
- single.php
特に、この3つには注意しておいてください。
WordPressの主要なファイルですので、これらのファイルをいじるときは最悪のケースに備えてしっかりと対策しておきましょう。
テキストエディタに保存
いじる部分のファイル(コード)をコピーしてテキストエディタに貼り付けておきます。
もしエラーが発生した場合、テキストエディタに貼り付けたコードをコピペすれば元の状態に戻せますよね?
ちなみに、Macユーザーでテキストエディタにこだわりがないなら「mi」がオススメです。
miはMac専用に開発されたエディタですので細かな設定も行えますし、なにより動作も速くて使い勝手がよいです。
他にもAtomとかVisual Studio Codeなど人気のフリーテキストエディタはありますので、こだわりたい人は自分にフィットするエディタを使ってくださいね。
FTPソフトを使って解決
ここからはFTPソフトを使います。
FTPソフトを使えば、サイトを設置しているサーバーの中に入ることができます。
サーバーの中に潜り込むことができれば、たとえログインできなくてもWordPressのファイル(コード)を任意の物に変更できるんです!
FTPソフトにログインしたら右側のリモートサイトのほうで、
- お使いのドメイン名
- public_html
- wp-content
- themes
- お使いのテーマ名
の順番に進んでいきます。
phpファイルがずらっと並んでいるので、その中からエラーを起こしたファイルを「ローカルサイト」にダウンロードします。
FTPソフトでファイルをリモートからローカルにダウンロードする際には、ダブルクリックもしくは右クリック → ダウンロードを選択します。
これでローカルサイト(手元のPCの中)には、
- エラー前のコード(カスタマイズ前にテキストエディタにコピー)
- エラー後のコード(先ほどローカルにダウンロードしたコード)
2つのコードが存在しています。
ココまでくればあとは簡単です!
エラー後のコードをエラー前のコードに書き換えて、再度リモートサイトへ戻す、という作業を行うだけです。
これでWordPressの管理画面(ダッシュボード)に入れなくても、サーバー上だけでコードの書き換えを行うことができます。
裏ワザを紹介
FTPソフトでコードを編集したいときには、上で解説したように一度ローカルにファイルをダウンロードし、編集して再度リモートに戻すというやり方が一般的です。
が、しかし、
実はもっと効率の良い方法があります。
編集したいファイルの上で右クリック。
メニューの中から「表示/編集」をクリックします。
すると自動的にテキストエディタに移動し、その場で編集することができます。
これを使いこなすことでリモートとローカルを行ったり来たりする必要がなくなり、大幅に作業時間を短縮できます。
ワープレ上級者は使いこなしている裏ワザですので、忘れずに覚えておきましょう。